スペインのバルセロナとマヨルカ島の旅へ!
今回の旅の日程は2019年6月24日~7月3日の10日です!この10日間の旅でどのように過ごしたのかご紹介します。
スペインに行く前に是非こちらのブログをご覧になって旅の参考にしてみて下さい!
・カサ・ミラ
・カサ・ミラの内部
・中庭
・屋上
・屋上から見えるサグラダファミリア
・屋根裏
・住居スペース
・世界遺産に住む住人
カサ・ミラ
カサ・ミラ(La Pedrera – Casa Mila)はバルセロナのグラシア通りにある建築物でアントニ・ガウディが54歳の時に設計しました。(La Pedrera)はスペイン語で「石切り場」という意味があり、地元の人からもLa Pedreraと呼ばれるようになったそうです。1906年〜1912年にかけて当時の実業家であったペレ・ミラと、その妻によって依頼され建てられた住居で、地上6階建ての大豪邸です。直線部分が全くない建物で波打つ石造りの外壁がとても美しく、内部までも波打を表現しています。独創的なデザインと不思議な空間に圧倒されてしまいます。またカサ・ミラは1984年にユネスコの世界遺産に登録されました。
カサ・ミラの内部
中庭
オーディオガイドを受け取り入場すると、まず吹き抜けになった中庭があります。丸い中庭は自然光を取り込めるようになっており、家主であるミラ家専用の階段もありました。中庭のファサードとメインフロアへの階段は形や光、色合いなど熱帯林かのような自然のインスピレーションを感じる事ができます。
屋上
中庭の見学を終えると、1階の奥にあるエレベーターで屋上向かいます。屋上も平坦ではなく波打った構造になっており、独特の世界観で、面白くて不思議な彫刻が沢山あります。また、ガウディはエコ意識も高くリサイクルされた空ビンで装飾されたオブジェもあります。
ローマ兵士の頭に兜をかぶったイメージで造られたオブジェは、煙突になっており、その他にも沢山のオブジェは煙突や換気口で山の峰をイメージしています。破砕タイルを貼り付けたオブジェはとても大きくてびっくりしました。職人さんが一つ一つ形を見ながら貼り付けたそうです。
柵はありますが、上から見下ろすと足がすくむ程、怖かったです。上からアパートの吹き抜けも見る事ができ、小さな小窓は屋根裏部屋に光が入るように造られたそうです。また屋上からバルセロナも一望できて凄く綺麗ですよ。
屋上から見えるサグラダファミリア
屋根裏
屋根裏にはガウディが建築した建物の模型などが展示されています。屋上から階段を降り、アーチ型の天井は270本の煉瓦造りで、クジラのお腹の中をイメージして造られたそうです。天井だけを見てみると薄いレンガにびっくりしますが、実は計算し尽くされており、華奢な構造でもしっかりと屋上を支えています。
カサミラの模型や、ガウディが手掛けた家具、他にもガウディが着想を得たと言う、木の枝や動物の骨、植物などの建築資料があります。
住居スペース
さらに階段を降りて住居スペースへ。1900年代初頭のブルジョワ層の暮らしぶりが再現されており、実際に見学できるのは4階にある半分のフロアです。
書斎には電話などが置かれており、壁には肖像画やサインがされているので何か証明書のようなものが飾られています。
書斎を抜けるとダイニングルームがあります。家具も素敵で、照明が特徴的です。
こちらのリビングには蓄音器が置かれています。
使用人の方専用の食堂もあります。カーテンのレースの感じもすごく可愛くておしゃれです。
バスルームも広くてピンクの壁が可愛いですね!化粧台が丸い鏡になっていて、大理石の様なデザインがこちらも凄くおしゃれです。
住居スペースの見学を終えると階段を降りてお土産コーナーへ!1階にはレストランもあるので是非行ってみて下さい。
世界遺産に住む住人
世界遺産であるカサ・ミラですが、実はまだ住んでいる人がいるそうです。現在では4世帯が居住しており、家賃はなんと1200ユーロ(15万円)ほどです。実はこの家賃はかなりの格安で、バルセロナの中心部で300㎡以上の広さで、さらに世界遺産と考えると、約1/10の価格だそうです。当時はかなりの高額な家賃で、内装や外壁の独特のデザインから人気がなかったため、家賃は3世代に渡り値上げをしないと言う条件で賃貸契約をした事により、現在でも住んでいる方がいるそうです。
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