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金沢市内を観光!おすすめの移動手段〜兼六園〜

石川県には能登半島、加賀温泉など数多くの観光名所がありますが、今回はその中でもたくさんの観光スポットがある金沢についてご紹介していきます。金沢市の人口は約46万人で総面積は468.64㎢です。”金沢”という名前に金が含まれてることから、金沢では金箔が有名で、その他にも兼六園、金沢城、21世紀美術館など有名な観光スポットがあり、歴史を感じることができる街並みが数多くあります。金沢にある、まちのりというサイクルシェアサービスや兼六園についても詳しく紹介していきます。

金沢駅

金沢駅は世界で最も美しい駅トップ14の一つに選ばれており、駅を降りると金沢駅の象徴ともされている巨大な鼓門に圧倒されます。この鼓門は金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージしており、金沢は雨が多いことから訪れた人々に傘を差し出すというおもてなしの心を表したガラスの建造物の”おもてなしドーム”があります。

とても美しい駅ですが夜になるとライトアップされて、さらに綺麗な金沢駅を見ることができます。昼間とは全然違った雰囲気を感じることができるの夜に行くのもおすすめです。

金沢への行き方

東京から金沢

東京から金沢に行かれる場合は新幹線がおすすめです。東京と金沢を結ぶ北陸新幹線は「かがやき」と「はくたか」の2種類あり、どちらも乗り換えなしで行くことができます。かがやきとはくたかは、どちらも同じ区間を走っておりますが、かがやきよりもはくたかの方が電車の停車駅が多く、かがやきは東京〜金沢まで約2時間半、はくたかは約3時間20分かかります。料金はどちらも同じで片道約14,000円です。

大阪から金沢

大阪、または京都から金沢へはサンダーバードがおすすめです。乗り換えなしで金沢へ行くことができます。大阪から金沢は片道自由席で7,260円で約3時間かかり、京都から金沢は6,490円で約2時間20分で行くことができます。指定席で行く場合はどちらもプラス約500円で行くことができます。

金沢での交通手段

バス

金沢での交通手段は主にバスです。観光地エリアの乗車運賃は200円ですが1日で色々なところに行かれる場合は北陸鉄道バス「1日フリーバス乗車券」がおすすめです。”城下まち金沢周遊(右回り・左回り)”や”兼六園シャトル”その他にも一般路線バスに乗車することができます。1日に何度でも乗車することができるので、1日3回乗車すると元を取ることができます。チケットは金沢駅のバスターミナルの交通案内所で購入することができます。

大人600円、子供300円
1日フリーパス乗車券

まちのり

金沢の観光で特におすすめの交通手段はレンタルサイクルです。バスの時間を気にする事なく観光でき、金沢市内に約67か所のサイクルポートがあるのでどこでも借りれて返すことができます。また、自転車には電動アシストを搭載しているので坂道も楽々移動できます。

料金は選択するプランによって様々ですのでご紹介していきます。

【1回会員】

1回会員はまちのり専用アプリをダウンロードして会員登録を行い、クレジットカードまたはドコモ払いで精算します。基本料金は無料ですが最初の30分が150円かかり、30分ごとに100円が加算されていきます。1日の最大料金は2,000円になります。(税別)

【1日パス】

時間を気にせず1日中レンタルサイクルを利用して観光される方は1日パスがおすすめです。まちのり事務局または提携窓口にてカードキーを購入して自転車を利用することができます。こちらは会員登録の必要はなく、1日1,500円(税別)で借りることができます。また、コンビニやwebサイトからも1日パスを購入することができ、1日1,300円(税別)と少しお得に借りることができます。1日パスは借りた当日の23:59までに返却する必要があり、まちのり事務局または提携窓口では現金のみのお支払いとなります。

まちのり事務局は金沢駅から徒歩約2分ほどの場所にあり、手荷物預かりサービス(有料)もあるので金沢駅に着いてすぐにレンタルサイクルを楽しめます。
金沢まちのり

兼六園

金沢市の兼六園、水戸市の偕楽園、岡山市の後楽園は日本三大庭園と呼ばれています。加賀藩5代藩主・前田綱紀が1676年に蓮池御亭を建て、その周辺を作庭したのが兼六園の始まりとされており、当時は蓮池庭などと呼ばれていました。1759年の金沢大火で蓮池庭は一部焼失しましたが11代目藩主・前田治脩によって復興され、その後12代目藩主・前田斉広の隠居所「竹沢御殿」が完成された際に「兼六園」と命名されました。「兼六園」とは中国宋の時代の詩人・李格非の書いた「洛陽名園記」の文中からとって宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の六勝を兼備するという意味で付けられました。

壮大な園内には噴水、茶室、池、橋などがあり、春になると園内にあるたくさんの桜を見ることができ、冬になると雪が積もった美しい唐崎松を見ることができます。

兼六園には7つの出入り口があり、こちらはその一つである真弓坂口です。この看板の先に料金所があり、この入り口は21世紀美術館に最も近い入り口です。

真弓坂口から蓮池門通りをまっすぐ進んでいくと桂坂口が見えてきます。桂坂口にはバス停、タクシー乗り場、まちのりポート、駐車場があります。また、茶店通りや国の重要文化財に指定されている石川門があります。

こちらは桂坂口の料金所です。

園内には約8,200本もの樹木があり、約420本の桜の木植えられています。春になると美しい桜の開花を見ることができ、兼六園の中で最も枝ぶりが見事な松である唐崎松があります。

霞ヶ池は兼六園の中でも最も大きな池です。池に映った樹木がとても美しく、周辺には唐崎松や栄螺山、内橋亭、蓬莱島、徽軫灯籠などの名勝があります。写真撮影をされる場合は小さいけれど美しい虹橋と一緒に撮影するのもおすすめです。さらに近くに眺望台もあり金沢市内を見渡すことができます。

こちらの大きな石は日本武尊(ヤマトタケル)銅像の台座石で像を支える台座は戸室石で造られています。日本武尊像が建てられたのは1880年で1991年に像の修復をした際に台座のひび割れがひどく新しい台座に取り替えられました。その後にこちらの台座は標の創建を記念するためにここに残されました。

こちらは栄螺山の入り口です。山の標高はわずか9メートル、周囲約90メートルです。サザエのつぼ焼きで有名なサザエの殻のように階段がぐるぐると巻いているので栄螺山と呼ばれています。

頂上にはベンチ、石塔もあり、山頂から霞ヶ池を見下ろすことができます。栄螺山からの霞ヶ池は本当に美しく写真撮影にぴったりな場所です。

こちらは日本最古と言われている噴水です。この噴水は霞ヶ池を水源としており自然の水圧で上がっています。水の高さは3.5メートルで霞ヶ池の水位の変化によって変わります。

時雨亭は5代藩主・綱紀が初めて本園を作庭した頃からあった建物で蓮池御亭と呼ばれていました。明治のはじめに取り壊されたが現在の建物は2000年3月に再現されました。時雨亭では庭園を眺めながら休憩でき、和菓子や煎茶、抹茶を楽しむこともできます。

園内にもお土産屋さんがあり、歩き疲れても休憩できる場所やベンチがあります。お手洗いも園内に数カ所あるのでゆっくりと観光できます。

アクセス

・兼六園シャトルバス
兼六園下・金沢城で下車(S8)

・城下まち金沢周遊バス(左回り)
兼六園下・金沢城で下車(LL9)

・城下まち金沢周遊バス(右回り)
兼六園下・金沢城で下車(RL7)

MAP

兼六園HP

入場料

大人(18歳以上)320円、小人(6歳〜17歳)100円、団体(30名以上)大人250円、小人80円

営業時間

午前7:00〜午後18:00(3月1日〜10月15日)
 午前8:00〜午後17:00(10月16日〜2月末日)

休館日

休館日なし